ゆるゆる育児日記

布おむつの魅力に日々はまりつつ、田舎で適当子育て。日々の記録。

帝王切開瘢痕部妊娠

生理予定日が1週間遅れて、いやもう間違いないな、という気持ちで検査薬を試したら、うっすいグレーの線

なんの迷いもなく、陽性反応だ!と思ってその3日後には家族に報告

2週間後に病院に行こうかなと思っていたら

その日の夕方に下着にうっすらと血が着いてるような感じで

2日後には生理とはちょっと違うような、ねっとりとした出血が始まる

いつもの生理は普通にしててもドバドバ血が出る感じ

今回のはトイレに座るとドバーっと出る、しかもスライムみたいな感じで、塊はとくになし

出血は3日続いて落ち着く

かなり遅れて生理がきたのか?ドキドキしながら

もう一度検査薬を試して陰性ならそのままほっとこうと思った

でも、検査薬ははっきりくっきりと陽性反応

 

ちょっと怖くなって、次の日には病院に行く

 

まだ確認出来ません、検査薬で陽性反応なら妊娠しているのは間違いないです、2週間後に来て下さい、それまでに流産の可能性もあります、出血があっても様子をみてください

と、言われる

 

出血はなく、普通に妊娠してるんだろうなと思いながら、特につわりや腹痛などもなく楽しい気持ちで過ごしていた

 

2週間後に行くと、すぐに赤ちゃんの袋が見えます、とは言われなくて

内診のカーテンの向こう側で他の先生を呼んできてまでボソボソと話が始まる

言っていることははっきりとわかるけど、内容は全くわからない

あ、なんかやばいやつかも、と感じた

 

看護婦さんに、つわりはないですか?と聞かれて、ないです、と答えると

上のお子さんの時もなかったですか?と聞かれ、なかったです、と答えた

 

なんだこれ?もしかして子宮外妊娠ってやつかな、と思っていると

ちょっとカーテンを上げてこれを見て下さい、と言われ子宮の中の画像を見てみると

 

赤ちゃんの袋が見える、動いてる

 

「ここが子宮の中で、こっちが出口、ここが帝王切開の傷です

この帝王切開の傷の所に赤ちゃんの袋があります

前回見えなかったので、成長してますね」

 

と言われ、子宮の中に見えたことにとりあえず安心した

瞬間に

「またちょっと後で詳しく説明しますが、この場所に着床してるのは非常にまずいです」

 

とりあえず医者は怖いことを言う、と思っていたので、リスクはあるけどなんとかなるやつかと思った

 

先生と向き合っての話が始まる

わかりやすく絵を書いてくれて、

「ここが帝王切開の傷口で、赤ちゃんの袋がここにあって、普通は子宮のこの辺にないとダメなんです

ここに着床することはあまりないんですけど

帝王切開の傷の所に着床すると、そこに胎盤が入り込んで傷が破裂します

こういうのを帝王切開瘢痕部妊娠といいます」

『傷がなかったら大丈夫だったんですか?』

なんの意味もない質問をしていた

「傷がなくても、ここは子宮の下の方なので、もしここで赤ちゃんが成長してしまうと危険です

下から掻爬したら傷をひっぱってえぐれてしまうので出来ません

この場合、MTXという方法で治療します」

紙に書かれた謎のアルファベット

よくわからずに無言で聞いていると

抗がん剤を注射します、子宮癌の治療に使うものです

来週には始めます

1回の投与で終わらせるのと、5回投与するのと2種類あって」

『それって、仕事しながらでも出来ますか?』

「仕事、出来ないこともないと思います

ただ、まだはっきりとわからないのでまた3日後に来て下さい

まあ、自然に流れてくれるのが1番いいんですけどね」

『そういう可能性もあるんですか?』

「あります」

『もしかしたら上に移動することがありますか?』

「それはかなり確率が低いです、これは判断が非常に難しいのでまた見てみないとわかりません」

『上に移動する可能性があるかどうか、ということですか?』

「いや、それはほぼないので、今回の妊娠は諦めて下さい」

 

突然のことすぎたのと、先生の遠回しの説明が理解出来ず

来週には抗がん剤を注射する、と言われているのに、妊娠継続出来るかもと思ってる

後から思うと矛盾しまくりの質問(笑)

 

会計に出す紙を渡される時に、看護婦さんに、大丈夫?と言われて

その言葉で、ああほんとにダメなんだと感じた

 

出血はしたけど、どこも痛くないのに、傷口の後ろがわで危険なことが起きてる

 

3日後、再診する