思い出の道
産後4ヶ月、高速1時間弱の距離、やっと実家に帰れた。
私の運転は心配らしく、送り迎えしてもらうから、自由に使える車はない。
2週間の滞在。
家族は当然仕事に行くから、ものすごくひま( ´•ω•` )
歩いてうろついてみた。
懐かしい小学校の通学路、たぶん、中学生の時以来通ってない。
小学生には広く感じた狭い通路、周りには新しい家が所狭しと立ち並ぶ。
ザリガニをつかまえた場所も、桃の木があった場所も、もうない。
当時の思い出が残っているのは、今にも崩れ落ちそうな借家。
(あの頃そこに住んでいた人がまだいるらしい。)
狭い通路の左に借家、右に見上げるように新しい団地が建ち並んでいる。
この借家もいずれなくなり、新しい家が建つんだろうな、と思った。
狭い通路を抜けたら、当時一緒に遊んだ友達の家がある。
変わってない。
台所から音が聞こえて来た。
「こんにちは、お久しぶりです。」
あの頃の感じで訪ねてみる。
(小学生の頃は「しょーうちゃん、あーそーぼっ」だったな)
おじさんが出てきた。
見たら突然思い出して懐かしくなる。
(おじさん、変わってない⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝)
10年以上会ってないから旧姓を名乗ってみると、すぐに思い出してくれた。
おばさん登場。
さらに、懐かしい。
(おばさんも、変わってない( ˶ˆ꒳ˆ˵ ))
「おじゃまします。」
上がらせてもらう。
(部屋の中も変わってない。テレビがでかくなったくらいかな( ˙◊˙ ))
同級生情報をたくさん聞いて懐かしくなった。
意外なのは、みんなわりと結婚してなかったこと。
(しょうちゃんは結婚している。)
結婚してない時は、取り残された(みんな結婚してるんだろうな)感があったけど、してみるとそうでもなかった。
すべてが懐かしかった。
変わったこともあるけど、変わってないこともある。
当たり前のことに感動する。
( ˶˙࿁˙˵ )ᐝ
子どもの頃限定の思い出って、いいなあと思った。
あやふやな記憶や鮮明な記憶、何を正しく記憶しているか分からないのもまたいい。
20年経っても変わらないもの、ぼんやりとしっかりと残る思い出の場所を、自分の子どもにもさりげなく与えてあげたいと思った。